特に元CEOのポール・ポールマン氏は、サステナビリティ界では重鎮でして、その理念も素晴らしく(「Net Positive ネットポジティブ 「与える>奪う」で地球に貢献する会社」という書籍も素敵なので、もし良ければぜひ)、一度お話を伺える機会があったのですが、素晴らしい人格者でした。
「ダウ」はたしか「女性の自己肯定感を高める」というメッセージが根底にあった製品だったと記憶しています。
きっと、今回の広告もその理念のもと制作されたのだと思いますが、アプローチがちょっと…だったんでしょうね。
言語化されるとより意識しちゃいますよね。
昨今のSocial Mediaの影響で、特に若い世代を中心に「自分の容姿を人と比べる」「自信を失う」が加速している気がします…と思って、ちょっと調べてみたら
・「自分の容姿について悩んだことがありますか」という質問に対して、全体の9割を上回るユースが「いつも悩んでいる」、もしくは「悩んだことがある」と回答
・女性の半数以上が自分の容姿に関心を持つきっかけとして、「友人との会話」と「SNS」をあげている
…やはり。
なので最近アメリカでは、若者に対するSocial mediaの利用制限・禁止が進みつつありますね。
個人的にはファッションもメイクも好きですが、一方で若さは失われていくし、顔の造作は(基本的には)変わらないものなので、それ以外の部分で自分を好きになった方が楽だだな、と思っているのですが、そう簡単に割り切れるものではない根深い問題でもあり…
容姿に関わらず、「人と比べる」ということから解放されるだけでも、色々楽になる部分、多いんですけどね。